江戸歌舞伎連について
連長あいさつ
この度は、数ある阿波おどりグループの中から、江戸歌舞伎連のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
高円寺阿波おどり連協会に所属する江戸歌舞伎連は、「高円寺で最も情熱を持った阿波おどりグループになる」をビジョンに、1995年に結成いたしました。結成時より、情熱の先にある感動を見つめ続け、間もなく30周年を迎えます。
これまでも、そしてこれからも、私たちはエモーショナルかつ官能的な美しさ、洗練された技術を併せ持ち、伝統に裏打ちされた類まれなる演舞を通じて、ご縁を賜る皆様の人生が豊かになりますよう、日々、精進を続けて参ります。
今後とも変わらぬご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
江戸歌舞伎連 2代目連長 中村明弘
江戸歌舞伎連の踊りついて
江戸歌舞伎連は、歌舞伎ならではの「粋」や自由奔放さを大切にし、歌舞伎の所作やしなやかさを取り入れた踊りを目指しています。
正調阿波おどりの披露はもとより、皆様に日本の小粋さと楽しさをお届けいたします。
連名の由来
磨きに磨かれた演技や演出、そして先人たちの心・精神までも受け継ぎつつ、つねに「革新」を重ね時代を超えたエンターテイメントを創造し続ける歌舞伎。いつの時代も観衆の心に響く感動を追い求め、日本が誇る伝統芸能としての地位を確立しています。
結成時、本場徳島阿波おどり「歌舞伎連」の和田様、山下様、勝浦様とのご縁を賜り、観衆の心に響く感動を追い求め、絶えず情熱を燃やし続ける阿波おどりグループとしての想いを、この「歌舞伎」になぞらえ、高円寺が在所する「江戸」の地名とともに、連名を「江戸歌舞伎連」としました。
初代連長 中村利雄について
初代連長である中村利雄の人生は、まるで冒険物語のように、今の江戸歌舞伎連メンバーに語り継がれています。
中村は1956年9月、杉並区に生まれ、兄の影響で8歳から阿波おどりをはじめ、徳島阿波おどり平和連、吉田氏、近藤氏に師事して正統派阿波おどりを究めました。
重心を下げ、大きな体躯から繰り出される豪快な足捌き、指先まで洗練された手捌き、キレのあるうちわ捌き。そして観衆の視線を釘付けにする、個性溢れる熟練の技の数々。
高円寺阿波おどりが、夏の風物詩として成長していく時代に、中村の踊りは、本場徳島仕込みの正統派阿波おどりをご披露し、観衆へ大きな喜びと驚きをお届けしてきました。
その後、踊りの境地を究めた中村は、高円寺の観衆へさらなる深い感動をお届けしたいと決意。高円寺で最も情熱を持った阿波おどりグループを作るという大志を胸に、1995年に江戸歌舞伎連を結成します。
連の結成以降、紆余曲折も経験しながら、高円寺阿波おどりを愛する観衆のため、中村は犠牲を恐れず、心臓の鼓動すら阿波おどりのリズムを刻むかのように、江戸歌舞伎連に信じられないほどの情熱を捧げました。
それは「情熱の先にこそ、感動がある」という、中村の信念でした。
中村は連結成以降、常に江戸歌舞伎連とともに生きて参りました。そしてこの高円寺阿波おどりへの情熱こそが、中村の人生そのものでありました。
各パートご紹介